老人ホーム、介護施設種類と分類について、簡単に説明いたします。
2021/08/16
老人ホームや介護施設を選ぼうと思うと、種類や分類がたくさんありどんな特徴なのか、どんな人が対象の施設なのかわかりにくいと思います。簡単に種類や分類について説明いたします。
☆介護老人福祉施設 (特別養護老人ホーム) 公的な介護施設【公的施設】
特別養護老人ホームとは、社会福祉法人や地方自治体など、公共性が高い運営主体のみが運営できる、要介護3~要介護5の方の日常生活全般を過ごすことのできる介護施設です。通称「特養」と呼ばれ、法的には高齢者福祉施設といいます。
☆介護付き有料老人ホーム【民間施設】
介護付有料老人ホームとは、有料老人ホームの中でも特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設のことをいいます。これは3対1以上の職員の配置など、一定の基準を満たしているのでその施設の職員から20時間365日いつでも介護を受けられます。費用は入居一時金(不要の場合もあり)と月額料金が発生しますが、それとは別に介護サービス費が必要です。介護サービス費は介護度による定額制で介護保険により1~3割の自己負担額となります。月額料金に含まれる生活費などは保険適用外です。食事や設備が豪華な「高級老人ホーム」であれば入居一時金に数千万かかるなど、施設の特徴に合わせて費用も異なります。
☆住宅型有料老人ホーム【民間施設】
住宅型有料老人ホームは自立している方、軽い介護が必要な方を対象にした有料老人ホームで、サービス付高齢者向け住宅と近い仕組みですが、食事と緊急時対応などの日常サポートが付いています。また、入居までの待期期間が短く手続き後に入居しやすいのも特徴です。初期費用は0円~数百万円と施設によってさまざまです。
☆グループホーム【民間施設】
グループホームとは、認知症状がある高齢者向け施設です。5~9人を1ユニットととする少人数制で専門スタッフが介護サービス、機能訓練等を提供、料理や掃除などの家事を分担し共同生活を送る自宅に近い環境で生活します。入居は原則65歳以上で、要支援2もしくは要介護1~5の認定を持っていて、認知症と診断されている方が対象です。
☆サービス付高齢者向け住宅【民間施設】
サービス付高齢者向け住宅は、60歳以上が暮らすバリアフリーの賃貸住宅です。安否確認と生活相談のサービスが必ずできます。株式会社や医療法人、社会福祉法人など色々な法人が運営を行っております。対象者の配偶者やご家族も、一緒に住むことができます。なお、サービス付き高齢者向け住宅の賃貸費用は介護保険適用のため、全額負担する必要があります。
☆経費老人ホーム (ケアハウス)【公的施設】
公的な施設の一つである経費老人ホームは60歳以上で自立した日常生活が可能な人が対象(一般型)公的な機関が運営しており、費用が安いことが特徴であり、入居の順番待ちは多くなっています。食事が付いていて生活支援サービスもついた軽費老人ホームのことをケアハウスといいます。
このようにたくさんの種類にわかれており、記載した施設のほかにも分類があります。どこに値するのかご本人、ご家族も大変わかりにくいと思います。株式会社エイコウではご相談いただければ適した施設探しをサポート、詳しくご説明させていただきます。お気軽にお問合せください。